18歳未満も安心して利用できるクラブ「ストロベリー」。小さいコンパクトなクラブだった。
 酒類は置いておらず、夜11時までの営業だった。利用者は女子中高生やギャルが多かった。知る人ぞ、知るところであった。キレイな裏路地の目立たないところにあった。
 そこにはステージがあり、クラブ歌手ヒロコという女性がいた。その女性のギターをしている美少年がいた。大川(れん)。高校3年生だった。フランス人ハーフだった。金髪(ブロンド)の長髪、さらさらヘアだった。目は切れ長で、青い瞳をしていた。鼻筋が通っていて、口びるは薄かった。フェイスラインはシャープ。背は高く痩せていて、がっしりしていた。腕は細いが筋肉質。指はキレイだった。まるでビジュアル系バンドのミュージシャンのようにキレイな顔をしていた。
 蓮は利用者の女性に「かっこいい」「あんな美少年」と評判であった。