ああ……ついに言っちゃった。 「……」 私が想いを告げてから、先輩はずっと黙り込んだまま。 この沈黙が、とてつも長く感じて。 ドキドキドキドキ。 心臓が破裂しちゃいそうだ。 「えっと……」 先輩は髪をクシャッと掻くと、ゆっくり口を開いた。 「あのさ、俺……」 私はゴクリと唾を飲みこんで、先輩の言葉を待つ。