「今も、変わってないですか」


「…いないいない!」


なぜか、一瞬及川くんが頭に浮んだけど、及川くんは全然関係ない。


それを振り払うように、首を振った。


「じゃあ、やっぱり俺立候補します」


「……え、もう前にも同じ冗談」


「冗談じゃなくて、俺本気です。先輩と同じ部活に入って、一緒に料理して、先輩の優しいとこ、すっげーみてきました。そんなとこずっと見てきて、先輩のこと好きになりました」


そんな、急に…


頭追いつかないよ…