やらせてもらったのにお湯飛ばすとか、ただ迷惑かけただけじゃん。何やってんだ私…


手を冷やしながら少しぼんやりしてると、後ろから及川くんが覆い被さってきた。


私の腰に手を回して、ぎゅっと力を込める。


「ど、どどどうしたの!?」


「よかったなんともなくて。まじびびった」


「お、お湯飛んだの本当に少しだし、大丈夫だよ!本当にごめんね」


「……お前、ほんと危なっかしい」


私の首元に顔をうずめる及川くん。


ち、近いって!