「熱っ!」


ポットを置いてぱっと手を離した。


「何してんだよ」


「ご、ごめん…あの!」


及川くんがお湯の当たった方の手をとって、火傷してないか見てる。


「とりあえず冷やせ」


「あ、うん」


お湯が飛んだのはほんとにちょっとだし、赤くもなってない。