「……ん」


ぶっきらぼうに私の前にカップを置いた及川くん。


「あ、ありがと」


…なんか及川くん怒ってる?


背中から、黒いオーラが漂ってる気が…


「あ、電話鳴ってる。雅少しの間ここ頼むよ」


マスターは電話の方へと急いで行ってしまった。


私は温かいカフェオレをひとくち飲んだ。