「お前、バカだとは思ってたけど…予想以上にバカなんだな」


テストの結果表を片手に、ありえないって表情で及川くんがこっちを見た。


バカなのは自分でもわかってるんだから、あんまりバカバカ言わないでもらえるかな…


「私だって今回頑張ったんだけど」


カバンを抱き寄せて、私は不貞腐れながら呟く。


カバンの中から、カサっと何かが落ちた。


あ…これさっき作ったやつ。


仕方ない。これを使って…