そう一言呟いて、及川くんは歩き出してしまった。 ぽつりと1人残された私はぽかんとしながら、その後ろ姿を見送る。 なんか、いきなり嫌われちゃった…? 「…ま、いっか。またお店行って良い許可でたし、次は何食べようかなー」 私はルンルンで、及川くんとは反対方向に戻った。 「変な女…」 私の大きな独り言を聞いていた及川くんがそう呟いていたのを知らずに。