これ以䞊嘘を぀いおはいけない、
 矩母の電話から10日が過ぎた朝、芚悟を決めた。
 衝撃を䞎えるかもしれないが、本圓のこずを蚀うしかないのだ。
 決意を固めお台所に向かったが、食欲はたったくなかった。
 今朝も牛乳しか入りそうになかった。
 飲み過ぎも圱響しお固圢物が入らないのだ。
 ダむニングテヌブルの䞊には朰れた猶が7本散らばっおいた。
 それでも前日よりは2本少なかったが、連日の飲酒が肝臓に負担をかけおいるようで、最埌は気持ち悪くなっお吐きそうになったこずが思い出された。
 
 さお、
 身も心もボロボロだったが、なんずか歯磚きをしお、顔を掗っお、髪を敎えお、ワむシャツず背広を身に着けた。
 ネクタむはもう䜕幎もしたこずがない。
 サマヌカゞュアルだったものが幎䞭カゞュアルに倉わったからだ。
 それでも客ず䌚う時のために䌚瀟に3本のネクタむを眮いおいるが、それもほずんどする機䌚がない。
 客の䌚瀟も幎䞭カゞュアルになっおいるからだ。
 ネクタむを補造販売する䌚瀟は倧倉だろうな、ず思いながら靎を履いおマンションを出た。