しばらく萜ち蟌んでその堎に立ち続けたが、メモが手に無いのに気づいお我に返った。
 床で萎れおいた。
 拟い䞊げるず、端の方が濡れおいた。
 そっず拭っおから匕き出しに戻しお怅子に座るず、目の前のラックにはCDが䞊んでいた。
 劻が奜んで聎いおいたゞャズのCDだ。
 右からざっず芋たが、ほずんど知らないミュヌゞシャンばかりだった。
 ロックが奜きな自分にずっおゞャズは身近ではなかった。
 
 しかし、䞀番巊偎に行き着くず知ったミュヌゞシャンに行き圓たった。
 マむルス・デむノィス。
 ゞャズに瞁のない人でも知っおいる偉倧なトランぺッタヌだった。
 
 それを匕き抜いお衚玙を芋るず、挔奏するマむルスの顔がアップになっおおり、タむトルが青字で小さく蚘されおいた。
『Kind of Blue』
 意味深なタむトルだった。
 その䞋を芋るず、曎に小さな文字でメンバヌの名前が蚘されおいた。
 しかし、ゞョン・コルトレヌンずビル・゚ノァンス以倖はたったく知らないミュヌゞシャンだった。