🕊 平和の子 、ミール 🕊 【新編集版】

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光り輝く未来/著
🕊 平和の子 、ミール 🕊 【新編集版】
作品番号
1733843
最終更新
2024/09/13
総文字数
158,443
ページ数
230ページ
ステータス
完結
PV数
410
いいね数
0
目を背けてはいけないことがあります。
しっかり見つめなければならないことがあります。
それは、人の命です。
かけがえのない人の命です。

日本は太平洋戦争(第二次世界大戦)で300万人以上が死んだと言われています。
そのうち、原爆で亡くなった人は20万人を超えています。
放射線の後遺症で苦しんでいる人は今も数多くいらっしゃいます。

今年のノーベル平和賞を『日本原水爆被害者団体協議会』が受賞しました。
核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきたことが評価されたからです。

しかし、日本政府は『核兵器禁止条約』に参加していません。
アメリカの《核の傘》によって守ってもらわなければならないからです。
しかし、それでいいのでしょうか?
唯一の被爆国である日本が先頭に立って禁止を訴えなくていいのでしょうか?

世界は今、再び強い緊張状態に陥っています。
ロシアによるウクライナ侵攻、中東の紛争などで罪のない多くの命が失われています。
中でも、プーチンによる核兵器の使用の示唆には心が凍ります。

一方、ウクライナ侵攻に関する報道が少なくなっていることに危惧を覚えます。
日本国民の関心が低くなっていることに焦りを感じます。

遠く離れた他人事のように感じている人が多いからかもしれません。
しかし、危機は目の前に迫っています。
いつウクライナのような惨状が日本で起こっても不思議ではないのです。

日本在住のロシア人女性とその夫、国連代表部の次席補佐官と総理大臣秘書官の四人の目を通して、戦争の悲惨さとやりきれなさを綴りました。そして、最後に希望も。

命、そして、平和について考えていただくきっかけになれば幸いです。

*  *

2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。
翌25日、国連はロシア非難決議を採決したが、ロシアの拒否権により決議できなかった。
4月2日、キーウ近郊のブチャでジェノサイド(集団虐殺)が確認された。
その頃、日本在住のロシア人、ナターシャはプーチンと同じ血が流れていることに嫌悪を感じていた。
居たたまれなくなった彼女は、夫に無断で出国し、戦地へ向かった。
片道切符だった。

*  *

なお、ナターシャと夫の二人の視点で編集し直した『平和への願い』も公開中です。

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