ウーウーとサイレンの音で目が覚めた。重い体をゆっくりと横にして視界に入った隣で寝息をたてながら寝ている男。確か名前はハヤト?ハヤテ?正直、覚えてない。枕元にあるスマホを手に取り、アプリを開いて名前を確認する。

...あ、ハヤトで当たってる。

2分の1で名前が当たってて少し安堵した。