僕の好きな人は人生に対して消極的だ。
『いつからか心の底から笑えない』と彼女は悲しそうに言っていた。
「付き合って欲しい」
「それは無理」
「好きだよ」
「ありがとう」
彼女のことを諦めきれず告白し続け、彼女はやっと笑顔になれない理由を話してくれた。
「昔ね、彼氏が居たの。でもね、浮気されたの。そこから誰も信用出来ないんだ」
「それでも、僕は君が好きだし、話ならいくらでも聞くし、願いだって沢山叶えてあげたい」
「私は貴方のそういう熱心な所は大好きだし、信用したいと思う」