そっちの方が助かる……。
「……分かった。じゃあ、言ったら退学ね」
「はい!」
よかった……。


……と、長い話になってしまったけど、私はみんなにヒミツで契約の準備をしている。
私は放課後に生徒会室に行く。
これでみんなのことを知った上で誰かと契約ということになる。
……らしい。
「失礼します!あっ……レンさん……」
「……!想夜か……」
「……」
今日は、レンさんだけ……?
そう言えば、今日は他のみんなは、少し遅くなるって……。
「……ゴホッ」 
……ん?
レンさんがせきをする。
そう言えば、顔が赤いような……。
もしかして、熱⁉︎
「あ、あの……ね、熱測っていいですか⁉︎」
「……なんでだ」
「顔も赤いし、きつそうなので……」
「……いい、かかわる、な……大丈夫……」 
絶対大丈夫じゃないよ!
私は手をレンさんのおでこに当てる。
……うん。
熱い、熱だろうレンさんは休まないといけない。
「レンさん熱がありますね。休憩室で休憩してください」
「い、いい……」
無理やり仕事をしようとするレンさんに、腹が立つ。
もうっ、レンさんは……。
「レンさんが無理して仕事して、病気になったらどうするんです!風邪の時は安静にしてください!」
レンさんが風邪引いたら、みんなが悲しむっ。
「今日はみんなが来るまで私のいうこと聞いてください!」