まさか自分が同性に恋をするだなんて思いもしなかったし、そもそも恋と言うのをした経験自体ほとんどなかったので私はそれはそれは驚きました。
そしてそんな彼に背中を押され、告白することにしました。
結果は惨敗。しかも去り際に、
「男に恋して嫉妬するとか気持ちわる。まじでありえない」
と言われてしまいました。
私が信じていた「純粋で優しい浅川君」はもうどこにもいなかったのです。
そして次の日から私は虐められるようになりました。
もちろん、彼も積極的にいじめてきました。
そこで初めて同姓も愛せることに気づきましたが、自分が愛に固執していることにはまだ気づけていませんでした。