「気にしないで!初めはみんなそうなんだ」


「ありがとう」





それからは地獄の日々だった



毎日筋トレ、休憩時間は座学

運動と勉強を交互にする


徹底的に医学知識と体力を詰め込んだ

少しでもサボると夕さんの怒鳴り声が響く



さすがに身も心もボロボロで限界が近くなるんじゃないか
そうなったら休ませてくれるかも?



そう思った僕が馬鹿だった

そこら辺はきちんと医療従事者として考えて指導をしていて日々のストレスをきちんと運動で解消させるようにしていたみたい



何も考えずにただがむしゃらに頑張ることが出来る


前の生活を思えばぜんぜん大丈夫だ




「最近テストの点数も良くなってきてる。吏津、賢かったんだな」


まぁ、一応中学まではトップ10には入ってたし中学もそこそこ賢いとこ

地頭は悪くないと思ってる



「ありがとうございます」


「そろそろ、実践経験が必要か、」


実践?



「あとは体力だ。現場に行くための体力を付ける。今日からは座学ではなくひたすら走り込みだ」


「はい」