部屋に入ってすぐ床に寝てしまった



顔を動かす気にもなれず目だけで部屋を見渡すと服や携帯の充電器まである

用意してくれたのかな



携帯、

まぁ充電まだ大丈夫だよね




いいや


もう寝よう



ベッドまで行く気力もない






















朝か、

少し冷たい感触がして目が覚めた



目を開けるとエアコンがついてた



あれ、昨日つけたっけ


それにベッドに横になってる



なぜかアイスノンが首元にあって腕には点滴が





コンコンコンッ



「あ、起きた?どう?体は」



透里がそう聞いてくれる




「えっと、なんで、」



「あぁ、朝の訓練の集合がかかったんだけど来ないからチーフと部屋見に行ったら倒れてるし全然起きないし熱もあったから」



「え、迷惑かけてごめん」


「大丈夫だよ。脱水症と低血糖だって。うん、熱も下がってるね。昼ご飯出来てるけど歩けそう?」



「うん、ありがとう」




立ち上がってみると少しふらついたけど透里が支えてくれた


それより、全身筋肉痛で痛い




「やっぱり歩けない?」


「や、筋肉痛で」



「なるほど笑、初めはみんなそうだから気にしないでいいよ 」


「うん、」



「僕に捕まって良いからご飯食べに行こうか」


「ありがとう」