みんな早い

どんどん走って追い抜かされていく


僕運動得意な方なのにな


未來と透里なんかめっちゃ細いからだであんなに体力あってすごいな…




疲れた


まだ3周ちょっとくらいなのに


夕さんは見張ってるみたいだしこんなに遅いの情けない






「吏津」


「はいっ、」



息切れがすごい


返事するだけで息が苦しくなる




「もうみんな終わったからお前も今日はそれでいい。もう休め」


「はい」



「部屋は透里の隣」


「わかり、ました」


「部屋の冷蔵庫に飲み物が入ってるからしっかり飲んで」



「はい」



ご飯食べてないや

まあ遅い時間だしみんな食べたのかな

食欲もあんまりないしもう寝よう




「吏津、行こう」



透里が案内してくれる



「何かあれば呼んでね」


「ありがとう」




「そるにしてもすごいバテてるね、息苦しそう」


「こんなに、いつも、はしらない、から」


「そうだよね笑、今日はゆっくり寝てね」



「うん」