「固くならないでいいよ、志保ちゃんとでも呼んで」


「はい、志保ちゃん」



「ここで住むんだから気を使ってたら疲れちゃうよー、ここのみんなに敬語も使わなくていいからね。あ、チーフには別だよ?笑」



「うん、ありがとう」



走りながら話すの辛い




なんとか1周が終わった



「コースはもう分かった?」


「はい!もう1人でも大丈夫だよ、ありがとう」


「じゃあ先行ってるねー」




すごい速さで走り始めた

僕に合わせてくれてたのか




「おう、吏津。」



僕が1週遅れですれ違った海さんと涼さんに声をかけられた


「海さん、涼さん」



「呼び捨てでいいよ、さん付けされるような性格じゃないし歳もそんなに離れてない」


「俺も」



「海、涼!」



「おう!じゃあ先行ってるからなー」


「俺ら遅いとチーフに怒られちゃうから笑、じゃあ頑張ってね」


「うん、ありがとう」



続けて未來さんと透里さんがきた



「頑張ってるね、吏津くん」


「無理しないようにね」



「ありがとうございます」



「みんなにも言われたかもだけど僕たちも呼び捨てで敬語無しでいいよ」



「じゃあ、未來!透里!」



「うん!じゃあ頑張ってね」




「ありがとう!」