初めて見た時はっとした。この人だって。私の運命の人はこの人だって確信した。この人さえいれば辛い学校生活なんてへっちゃらだって。悲しいことがあってもこの人となら乗り越えて行きたいなって思った。けど恋はそんな上手くは行かない。どんな人の恋も高い壁があってそれを乗り越えるためにみんな必死なんだって。桜が散り少し暖かい風が吹く時私の心は揺らいだのだ。