帰る時の会話なんて、いつもこんな感じ。 長くなんて続かない。 そんな状態で歩いていれば、すぐに家に到着した。 「…じゃあ、また明日」 門扉の前で別れて、扉を開けようとしたら、「おい」と呼び止められた。 「……何?」 「お前、暇なんだろ夏休み」 「…え、まぁ…」 「だったら俺に付き合え」 「ええっ、なんで!?」