✳︎✴︎ お祭り当日。 「はい、出来た!」 目を開けた私に、夢ちゃんは鏡を渡した。 そっと、鏡を覗いてみる。 「す、すごい!これ、私?」 いつもより、大人っぽく映る自分がいた。 「そ!花はいつも可愛いけど、お化粧すれば超大人っぽくなって、もっと可愛い!」 鏡に映る自分が、自分じゃないみたい… 「夢ちゃんのメイクがすごい上手だからだよ。ありがとう!」 「あーまじ、花って天使!ほら早くお母さんに気つけてもらお!」