そこで私は彼女たちと同じクラスだったことに気がついた。



席は少し離れているけど、同じクラスだということだけで安心した。



同じクラスの人に知り合いが居るのは、少しだけ心強いかもしれない……!



「同じクラスだなんて私たち運命的だね」



「そういえば、名前何?」



あ、そうだった。



名乗るのを忘れていたのを思い出して、初めて自分の名を口にした。



「朱里由奈です」



「可愛い名前してるね〜。由奈って呼んでいい?」



「私も由奈って呼ばせて!」



いきなり呼び捨ては少しハードルが高い。