今思えば、ずっと前だった。

5歳。
私ー、夜桜零。年中。

「遊ぼ!」
「良いよ!」
僕は、男の子に話しかけた。女の子と遊ぶ事は、全然なかった。
遊ぶのは、決まって戦隊モノごっこ。
テレビで見るものも戦隊モノ。
プリキュアを観るのは、抵抗感があった。
戦隊モノが好きで、戦隊モノのグッズも買ってもらうほど好きだった。
家でも、戦隊モノしか遊ばない。

兄は、僕とは逆だった。