突然だが、今私の人生は終わった。
さかのぼること1時間前…
私は親友の色ちゃんこと、照神色葉ちゃんと一緒に帰っていた。
今日は1学期の終業式で、私たちは放課後ギリギリまで図書室で勉強をしていたから、もうすっかり空が暗くなってしまっていた。
帰っている時は、色ちゃんの推しのアイドルの全国ツアーが決まったとか、テスト勉強がヤバいとか、教頭先生のヅラが面白いだとか、そんな他愛もない話をしていた。
……が、色ちゃんと別れた後、スクバの中に鍵がないことに気づいた。
……というか、スマホもない。
……やばい。
今現在時刻、7時。
今日はどこの部活も活動はなかったし、
案の定 学校はもう誰もいないだろう。
というか、明日からの3週間、学校の改装工事をするそう。
……やばい!!
スマホもないし、所持金はお財布の中にある二千円とちょいだけだった。
そして今に至る。