衝撃的な飴転がし事件(?)。

 そのときから。
 一週間が経った。


 今のところ何事もなく平穏に過ごすことができている。


「それにしても、
 暑いな、マジで。
 身体、溶けるわ」


 七月上旬。

 まだ梅雨明けはしていない。


 それでも。
 晴れているときは別。

 太陽がギラギラしていて。
 ものすごく暑い。


「それ、美味そう。
 一口ちょうだい」


「うわっ、
 何すんだよっ」


「やっぱり美味い」


千耀(お前)
 一口が多過ぎるんだよ」