私、赤城実紀。中2。
とある、いつも通りの一日が終わって、私はベットに沈む。
今日は疲れたな…。
目を閉じると、疲れからすぐに眠ってしまった。
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気づくと私は、ふわふわな雲っぽいところの上に立っていた。
ここ…どこ?
ただ、私はこれが夢だというのは確信していた。
雲の色は、私が立っているところは白色だった。
なにここ…夢にしても…。
なんか、嫌な予感がする…。
とにかく情報がないかと、辺りを見渡す。
あ…ちょっと遠くに、雲に紛れて建物がある! って、建物…?
雲の上に…? …って、あれ…雲の、上?
雲の上って…天国、じゃない…?
て、天国って…わ、私、死んでる⁉︎
死んだ覚えは一切ない。
とにかく行こうと、建物のところへ走り出した。
遠くって思ったけど、案外近くにあったな…。
建物の前に立って、建物を見る。
普通に、雲の上にある…。丸い、塔?
ぐるっと回って見てみると、出っ張り…というかくぼみがあることに気づいた。
あっちこっちにある…これなら、登れそうっ…!
出っ張りに足をかけて、登っていく。
一番上は、屋根みたいに三角…。
三角の上を握って、辺りを見渡した。
これなら、高いし、遠いところも見えるかもっ…。
あっ…建物、もう一つあるっ。
この建物より高いみたいで、だいぶ目立っている。
よしっ、あそこに行こうっ。
そう思った時、ハッと息を飲んだ。私が登った建物から、今見つけた建物まで、空中に床ができたのだ。
この床…く、空中にあるけど…だ、大丈夫⁉︎ 崩れない⁉︎
恐る恐る足を床に乗せた。崩れない。頑丈そうだ。
空中の床の上を走って、建物を目指す。
よし、ついたっ…。
この建物は、空中にできた床の上にあった。
あれ…これにも、出っ張りが…。
の、登るしか、ないよねっ…。
そっと手をかけた。
そして、どんどん登っていく。
よしっ…あとちょっとっ…。
…って、わあっ…。
ぐらりとバランスを崩して、サアアっと血の気が引いた。
ゆ、夢だとしても、心臓に悪いっ…!
なんとか…登り切った…。
私は溜息をつく。