――中2のときの約束――

私は、小学校の時から空のことが好きだった
何回も告白したけど、OKの返事は1度もなかった
中2の時私と智実と空は同じクラスだった
修了式の日私たちは一緒に帰った

「海
成績どうだった??」

「前より4つあがったよ
智実は、あがった??」

「うん!!
2つあがった♪♪」

「空はどうだった??」

「俺は変わってない」

「それって、オール5ってこと??」

「そうだけど」

「空ってやっぱりすごいね
ねぇ、私今回頑張ったと思わない??」

「あぁ、海にしては頑張った方じゃないの
今回は、認めてやるよ」

「私のこと好きになっちゃたりした??」

「しねぇーよ!!
でも、100%好きにならないってわけじゃないな」

「じゃあ、好きになるってこと??」

「そうじゃなくて
もしかしたら、0.1%くらいの確率で好きになるかもしれないってこと」

「私に、0.1%のチャンスをくれるってこと??」

「そういうことかな」

「約束だよ」

「分かったから
離れてくれない??」

「あっ!!」

私は、うれしすぎて空に抱きついていた