イケメン二人組に怒鳴り散らかしていたチンピラの一人が、二人組の片方の蹴りを受けて吹っ飛んでいく。
「あ゛? お前らこそ何モンだよ? ”怒羅魂”なんか知るかっつーの」
「……テツ。一応”怒羅魂”も有名みたいだよ? ウチほどじゃないけど」
「テツ……? 赤髪……あっ!」
仲間が次々と吹っ飛んで行くのを茫然と見ていた残りのチンピラたちは、ようやく目の前の二人が誰なのか気がついたらしい。
「ま、まさか……っ! おま、いえ貴方達はもしかして、”鬼神”の……?」
「ん? やっと気付いたか。おせーよ」
「仕方ないよ。バカなんだから」
二人組の片方、テツと呼ばれた赤髪の男の子が、自分たちに近づいて来ると気付いたチンピラたちは、慌てて膝をついて土下座した。
「す、すみませんでした! 勘弁してくださいっ!! どうかお願いします!!」
「調子に乗ってすみませんでしたぁっ!! 許してくださいっ!! お願いしますっ!!」
先ほどまで浮かべていた下品な笑いや高圧的、好戦的な態度から一転、チンピラたちは、顔を真っ青にし恐怖に震えている。
「──だ、そうだけど、どうする総長?」
「あ゛? お前らこそ何モンだよ? ”怒羅魂”なんか知るかっつーの」
「……テツ。一応”怒羅魂”も有名みたいだよ? ウチほどじゃないけど」
「テツ……? 赤髪……あっ!」
仲間が次々と吹っ飛んで行くのを茫然と見ていた残りのチンピラたちは、ようやく目の前の二人が誰なのか気がついたらしい。
「ま、まさか……っ! おま、いえ貴方達はもしかして、”鬼神”の……?」
「ん? やっと気付いたか。おせーよ」
「仕方ないよ。バカなんだから」
二人組の片方、テツと呼ばれた赤髪の男の子が、自分たちに近づいて来ると気付いたチンピラたちは、慌てて膝をついて土下座した。
「す、すみませんでした! 勘弁してくださいっ!! どうかお願いします!!」
「調子に乗ってすみませんでしたぁっ!! 許してくださいっ!! お願いしますっ!!」
先ほどまで浮かべていた下品な笑いや高圧的、好戦的な態度から一転、チンピラたちは、顔を真っ青にし恐怖に震えている。
「──だ、そうだけど、どうする総長?」