それまでずっと、他人行儀にしていた私だが、交際開始してからは、上杉さんに甘えてばかり…更に言えば、酷くワガママにもなった。
この人は、私の恋人なんですからね!と、口には出さなかったものの、上杉さんに憧れている司書の女性たちに、変な優越すら感じていたのも事実。
声が聞きたくなると、時間関係なく電話するわ、淋しくなると泣いて無理に会ってもらうわ、デート先も無理のあるリクエストをするわ…。
こんな私、もうとっくに振られていたとしても、本当ならおかしくないだろう。
それでも、上杉さんはいつだって付き合ってくれた。
しかし、最近ふと気付いたのだ。
私は、いつだって上杉さんの声が聞きたいし、会いたいと思うけれど、上杉さんは?
この人は、私の恋人なんですからね!と、口には出さなかったものの、上杉さんに憧れている司書の女性たちに、変な優越すら感じていたのも事実。
声が聞きたくなると、時間関係なく電話するわ、淋しくなると泣いて無理に会ってもらうわ、デート先も無理のあるリクエストをするわ…。
こんな私、もうとっくに振られていたとしても、本当ならおかしくないだろう。
それでも、上杉さんはいつだって付き合ってくれた。
しかし、最近ふと気付いたのだ。
私は、いつだって上杉さんの声が聞きたいし、会いたいと思うけれど、上杉さんは?