(私は社長が好きなの?それとも身体が求めてるだけなの?)

頭が真っ白になり、あやかは何も考えられなかった。

潤一郎はあやかを手放したくなかった。

自分のいつもいる空間にあやかがいることが心地よかった。

自分のベッドにすやすやと安心しきって眠っているあやかの寝顔はずっと見ていても飽きない。

そしてベッドの傍らで一緒に食事をして、自分を見つめてくれるあやかに惚れたのだ。

潤一郎は欲望のままにあやかを抱いた。

それは今までになかったことだ。

そんな気持ちになった女性はいなかった。

由美子とはキスもしていなかった。

そして、潤一郎が積極的になれたのは、あやかの反応だった。

触れただけのキスから、激しさを増して、感じてくれていることが伺えた。

言葉では拒否するようなことを言っても、身体は正直だった。
潤一郎の愛撫に信じられないほど、感じてくれた。

そして、潤一郎自身も我を忘れるほど興奮した。

潤一郎は何度もあやかを抱いた。

あやかも最高に乱れた。