(あやか、だめよ、相手は十五歳も年下の社長だよ、キスだけなら過ちで引き返せる、これ以上いったら、気持ちが止められない、拒むのよ、あやか)

自分に必死に訴えても、あやかの身体はドンドン先を求めていた。

潤一郎の息があやかの首筋にかかる。

思わず甘ったるい声が部屋に響き渡った。

「あやか、可愛い、俺はあやかが好きだ、俺の側にいてくれ」

潤一郎はあやかの胸のふくらみにキスを落とした。

「ああ、だめです、社長」

口では拒否しても、あやかの身体はもっと感じたいと反応していた。

潤一郎はあやかの身体中に唇を這わせた。

あやかは潤一郎の顔を両手で挟み、自分からキスをした。

潤一郎とあやかの身体は密着した。

(えっ、社長、もう感じてるの?)
潤一郎の下腹部は熱を帯びてあやかの下半身にあたる。

あやかの肌はますます高揚してピンク色に染まった。

潤一郎の息が荒くなった。

あやかの声もますます愁いをおびた。

潤一郎は上半身裸になり身体を重ねた。