「そうじゃなくて…!一方的に支えてもらってばかりなのがつらいの」
すると、夏川さんはますます不思議そうに、
「僕は、一方的に支えてなんかいないよ?」
本気でわからないという様子だ。
「そんなわけないじゃない。触れ合うことすらままならない上に、無力すぎて何も出来ないとか、私なんて何の役にも立たない…」
つらくて、俯いてしまう。
「オリエちゃん。そんな風に一人で思い詰めないで欲しい」
「だって…役に立たないだけでなく、私の問題で、恋人らしいことも何ひとつ出来ないようじゃ、いつか夏川さんにも限界は来るでしょう…?」
ほんの少しの沈黙のあと、
「僕は、オリエちゃんと一緒に居られるだけで幸せなんだよ。何かして欲しいと思って付き合ってるわけじゃない」
「そんなことってある…?」
「あるよ。オリエちゃんもそうだと思ってたけど、違った?」
すると、夏川さんはますます不思議そうに、
「僕は、一方的に支えてなんかいないよ?」
本気でわからないという様子だ。
「そんなわけないじゃない。触れ合うことすらままならない上に、無力すぎて何も出来ないとか、私なんて何の役にも立たない…」
つらくて、俯いてしまう。
「オリエちゃん。そんな風に一人で思い詰めないで欲しい」
「だって…役に立たないだけでなく、私の問題で、恋人らしいことも何ひとつ出来ないようじゃ、いつか夏川さんにも限界は来るでしょう…?」
ほんの少しの沈黙のあと、
「僕は、オリエちゃんと一緒に居られるだけで幸せなんだよ。何かして欲しいと思って付き合ってるわけじゃない」
「そんなことってある…?」
「あるよ。オリエちゃんもそうだと思ってたけど、違った?」