「暉君は、こんなとこで何してたの??」



「僕、実は小説を書いてて」


「すごい!!」



「いや、でも全然売れなくて……さっき原稿を編集部に渡そうと思って行ったけど、もう読んでもくれなくて、追い返されちゃって」


僕は素直に今の自分を伝えた。


「そうなんだ…」



「あ、ごめん、暗い話しちゃって…」