「亮太様の回りにいられるなんて…ずるい!」

「お、乙葉?」

「私は、亮太様のことが好きなのにっ!」

「お、乙葉ー!!」

嘘…嘘!

一応乙葉は友達だった。

しかも、唯一のお友達。

私の唯一の仲間。

家の事が辛い時助けになっていた。

なのに………怒らせてしまった。

………家に帰るのが辛い。





亮太とは今日会わず………

休みだった。

もう…

言った早々休むなんて…




家に帰ったら海外旅行していた妹様、
まりあ
毬亜様がいた。

「お帰りなさいませ。毬亜様」

「ふんっ。」