朝、起きると美麗がいた。

「おはようございます。綾香さま。」

「ん。おはよう。今日は…火口葵さんがいらっしゃるのよね。」

正直言って嫌だな…。

「はい。なので、準備をしなければ…。」

「みれい~!!やだよぉ~!!」

「…。大丈夫です。なにかがあったら、私がすぐに行きますので。ね?」

っといい、美麗は昔の時と同じでトントンっと、私の背中を叩いてくれた。

「さあ、そろそろ支度をしないと…。お父様に叱られますよ?」

「そうね。」

私はそう返事をした。