「今日もまた、あの夏の真ん中で死にたいと思った」を最後まで読んでくださってありがとうございました。

 この話を書こうと思ったきっかけは、三年くらい前に「蛍火の杜へ」というアニメの短い動画を見て、それが凄く心に残ったからです。

 まだ内容を見ていないので中身は分からないのですが、〝夏〟〝別れ〟という感じなのかなと思って、私もそんなテーマで夏の切ないお話を書いてみたいなと思った次第です。

 書き終えたのでさっそく「蛍火の杜へ」を見たいところなのですが、もう夏も終わるし、と思うとまた来年かな……って思います。
 もう三年見るの我慢しているのに。

 約三年、夏になるたびにこの話を書き続けてきました。
 いつも夏になる度に今年こそ更新するぞ、と思っては言葉を選びすぎて更新できなくて。を繰り返していたので念願ではあるのですが、なんだかこのお話を更新するのはすごく緊張しました。

 人生を振り返ってみて、あれが最後だと知っていたならもっと大切にしたのに、と思う事が結構あります。
 いつまでも続くと思っているものも、いつまでもは続かないんですね、これが。人間は必ず死にますし。

 この話はきっと一人一人の解釈があるだろうと思うので水を差すようなことをするのはやめようと思いますが、私は二人が最後とわかって夏を刻み付けたみたいに、先回りして日々を大切にしたいなと思っています。

 決して明るいお話ではありませんが、私は気に入っています。

 この作品に興味を持っていただいた方。
 あとがきにまで目を通してくださってありがとうございました。
 あと、章の分け方もわかり辛かったろうなーと思います。しかし繋げて書くのはしっくりこなかったので分けました。受け入れて読んでいただいてありがとうございます。
 では、このあたりで失礼いたします。
 まだまだ暑いですね。どうぞご自愛ください。

 ご縁がありましたら、またどこかでお会いしましょう。



 そして、私の作品を追って見てくださっている方へはこの場でご報告を。
 次は「造花街・吉原の陰謀」の続編を更新します。
 以前のように週に一回更新する、というのは読者さまとしても嫌だよなーと私なりに考えまして、ちょっと書きだめてみています。
 今しばらくお待ちくださいませ。

 いつもありがとうございます。
 ではこの辺りで失礼します。

 野風まひる