「「先輩、よろしくお願いします」」

発表されてから先輩後輩で少しお話してから解散!ということでお話することになりました。

「じゃあ最初に自己紹介しよっか。私は3年生副部長の桜城伶空です。よろしくね」

「2年生、清水陽依(しみずひより)です。お願いします」

「3年生の柊望楓です。よろしくお願いします」

「1年生の樽矢優妃です。お願いします」

「1年、神楽奏汰です。お願いします」

「優妃ちゃんは確か高校からなんだよね?」

「はい!だから先輩方がコンクールに向けて頑張ってる間に追いつけるように頑張ります!」

おーすごいいい子。

その心意気大事。よかったサボるような子とかじゃなくて。

「奏汰くんはコンクールに向けて一緒に頑張ろうね」  

「はい」

そういえば奏汰くん、翔汰と違って淡々としてるんだよな。

なのにあんな優しい音だせるってギャップすぎる。

「じゃあとりあえず自己紹介終わったし解散するか!また月曜日からよろしくね〜」

ということで解散。

お腹すいた〜。いつも1日練だと途中でご飯食べれるから全然平気だけど、なんも持ってきてないからな〜。

はやく家帰ってご飯食べよ。

「望楓先輩」

「ん?あ奏汰くん」

後ろから声かけられてびっくりした。

「どうしたの?」

「先輩言う通り、アルトになれました。これからよろしくお願いします」

そういってぺこってしてきた。

礼儀正しいな。

「あの演奏きいたら誰でもアルトにするよ笑こちらこそこれからよろしくね」

「先輩っていつも電車ですか?」

「私は自転車だよ〜。家から駅が遠いから自転車の方がはやいんだよね」

「そうなんですね。それじゃあまた月曜日」

「えうん。また月曜日ね!」

何だったんだろう。

もし電車だったら一緒に帰ろうとか言われてたのかな。

誰か他に電車の人いると思うけど。

まあいいや。とにかくお腹すいた〜。