北岡くんは、クラスで目立つ存在。


中1にして、身長172センチ。


すらりと背が高く、イケメン。


勉強もできて、クラスの半分以上の女子が彼に好意を抱いていると思う。


そんな彼が、ゲームをしている女子に良い印象を持つわけがない。


彼は友達が多く、クラス中に言いふらすかもしれない。


そんな不安でいっぱいになった。


しかし、彼は意外な事を言った。


「東達もそのゲームやってんの? そのミッション、単独や2人じゃ難しいだろ。パーティー組んでやらないと」


「……へ?」


意外だった。


ほぼ毎日、放課後友達と遊んでる北岡くんがゲームに詳しいと思わなかったのだ。