「……そんなの言い訳になるのかよ」

「行高?」

 私は何を言い出すんだと慌ててしまった。

 それに、なんていうか、行高が完全に戦闘態勢……喧嘩モードに入ったようにも思えたから。

「俺だったら、そんな脅しをされても絶対に断る。その一年二人だって、煙草を誰かが見えるところで吸うなんてそれなりの覚悟あってしたことだろう。確かにそんな女が言った写真なら、合成の可能性もある。けど、部活のことだって鷹羽のせいじゃない。そこで言いなりになったら、あの女の言いなりになるしかない」

「それは……」