手紙を抱き締めて、私は大泣きした。

そして、平日の午前中、面会に足を運んだ。

2年ぶりに会った君は、すごく痩せているように感じた。
ちゃんと食べてるのかな?

不安と心配がずっと心の中をぐるぐる。

「……本当に、悪かった」

ガラス越しで、君は深く頭を下げた。

「……レイナの事、たくさん傷付けた。それでも、一緒にいたいなんて、身勝手すぎるの、分かってるんだ。でも、どうしても、お前がいなきゃ、ダメなんだよ」

「ユウトに会えて嬉しい。手紙も、本当に嬉しかった。だから、もういいよ。顔をあげて?ユウトの事、責めてないから。私は、ユウトに嫌われてないなら、それでいいの。必要としてくれてるなら、それだけで幸せなの」

君が私を愛してくれてるなら、それだけで。

「ありがとう……本当に、ありがとう……っ」

君は泣いていた。目を真っ赤にして泣いていた。