2年間、1度も返事がなかったのに、最後の手紙を書いてから初めて返事が来た事に、私は驚いていた。

中身を見るのが怖い。

震える手で封を開けると、中には便箋が2枚。



ーーーーレイナへーーーー

2年間、ほっといてごめん。

手紙、ちゃんと全部読んだよ。
届くたび、ちゃんと読んでたよ。

お前からの手紙が、そして、お前が会いに来てくれた事を知った時、それだけが唯一、俺を生かしてた。

お前が、俺の生きる理由だった。それは今でも変わらない。

返事ができずにいたし、会おうともしなかったのは、合わせる顔がなかったから。

俺はガキの頃から問題ばかり起こしてきたし、だからそんな俺がお前と一緒にいることで、お前の人生を壊してしまうんじゃないかって、怖くなったんだ。

お前を幸せにする自信がなくて、ずっと逃げてた。
本当に悪かったと思ってる。

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