「そりゃ、暑いでしょ。離れて。私も暑いんだから」

「やだ、離してやらない」

暑い中、それでも私を後ろからぎゅっと強く抱き締めて、離さない。

扇風機の回る部屋で、字幕付きの映画を観ながら、私は氷を入れたグラスに、イチゴのリキュールと牛乳を入れて混ぜ混ぜ……。

最高に美味しいイチゴミルクの完成!

「ほんっとイチゴ好きな?ちょい飲ませて」

「美味しいよ!はい!」

「ん!うっま!こりゃうまいわ。ハマるの分かる。レイナもウイスキー飲む?」

「じゃあ、少しだけ貰おっかな。あ、でも、ロックはキツイから、炭酸で割っていい?」

私がそう言うと、君は冷蔵庫から炭酸を持ってきて割ってくれた。

「ありがとう。ゴクゴク……う〜ん!炭酸割り最高!」