「陽向先生。

この病院に来る最後の日の外来終わってから少し
時間欲しいです。」


「わかった。



外来18時に終わるから着いたらこれに電話して教えて。」


そう言って陽向先生は電話番号をメモに書いて渡してくれた。



「陽向先生ありがとう。」



そう言ってその日はいつもと同じように帰った。






家に着いて自分の部屋に入るとまた涙が出た。


辛かった。悲しかった。


陽向先生に月に1回話を聞いてもらうために毎日頑張ってたからそれがなくなるのが何より寂しかった。




そこで私は最後陽向先生に会える日に手紙を渡すことを決めた。