蒼side






あいつおっせぇな…



今は8時9分。
あと1分で来なかったr「ガラガラガラッッ」




前を見ると、沙耶香が息を切らしながら立っていた。


そして、




キーンコーンカーンコーン




「ギリギリセーフ!!!!」



飛び上がって喜ぶ沙耶香をもっちーが注意する。




「おい仁科ぁ明日からはもっと早くこいよー」


「はっはい!」





沙耶香が席についた。すると後ろに振り返って、



「ちょっとぉ?蒼ぃ?
よくも私の事おいていったわね!」



「いやだって俺遅刻したくなかったし。
それにお前が寝坊したのが悪いんだろ!」




まぁちょっとだけ、待っといてやろーかなー?
っていう感情もあったけど………



「だからその原因はあんたでしょう!?!?」



「んだよ!自分が起きなかったのが悪いんだろ!」






「おいそこー!うるせーぞ!夫婦喧嘩は後にしなー」

もっちーに言われる。




「「夫婦じゃない(じゃねー!)!!」」






「やっぱり夫婦じゃねぇか」


「違いますよ!!断じて!!!」




そんなに否定しなくてもよくね??

俺は別に…
夫婦でもいいと思っちゃったりしちゃったりして…