「星華を渡してもらおうか」

「だ・か・らぁー星華なんて居ないの!」

そう奏汰がいう。

いつも通りの可愛い声だが、少しわざとらしいと言うか、多分ちょっと怒ってる。

「そこにいるだろ?」


そういいボスが私を指差す。

「みつ、き?」

「星華ってまさか…」

バレたくなかった。

「ご、めんね
私、なんだ 星華は」

「美月が星華…?」