今日はとても楽しかった。
初めて見る生き物がたくさんいて、イルカが可愛かった。
「また来たいなぁ」なんて考えながら歩く。
「美月、また来ような!」
まるで私の心を読んだみたいな言葉を綾人が言う。
「うん!」
そうして幸せな気持ちでいっぱいな時。
ちらっと見えた。
私の嫌いな怖くて気持ちの悪い笑い方。
──────そうボスがいた。
ニコッとこちらを見て笑っている。
笑っているのに笑っていないような、あの怖い笑顔で。
「っ!!」
「美月?」
「大丈夫?」
「だい、じょうぶ…」
今はまだ
そう心の中で付け加える。
早くボスから見えないところに逃げたくて仕方が無いので歩き出そうとする、が足がすくんで歩けない。
その時ボスが
「みいつけた」
そう言った。
遠くてもはっきりと聞き取れた。
ダメ…もう意識が…。
「美月?美月!?」
「ご、めん」
そうして私は意識を手放した。
もう少し、一緒にいたかったなぁ…。
初めて見る生き物がたくさんいて、イルカが可愛かった。
「また来たいなぁ」なんて考えながら歩く。
「美月、また来ような!」
まるで私の心を読んだみたいな言葉を綾人が言う。
「うん!」
そうして幸せな気持ちでいっぱいな時。
ちらっと見えた。
私の嫌いな怖くて気持ちの悪い笑い方。
──────そうボスがいた。
ニコッとこちらを見て笑っている。
笑っているのに笑っていないような、あの怖い笑顔で。
「っ!!」
「美月?」
「大丈夫?」
「だい、じょうぶ…」
今はまだ
そう心の中で付け加える。
早くボスから見えないところに逃げたくて仕方が無いので歩き出そうとする、が足がすくんで歩けない。
その時ボスが
「みいつけた」
そう言った。
遠くてもはっきりと聞き取れた。
ダメ…もう意識が…。
「美月?美月!?」
「ご、めん」
そうして私は意識を手放した。
もう少し、一緒にいたかったなぁ…。