「あっ、綾人おはよう」

この声は美月では無い、潤だ。

潤も恐らく美月のことが好きだろう。

だって普段俺たち以外に気を許さない潤が今では美月とすっかり仲がいい。

変わったといえば奏汰もだな。

傍から見ると大して変わってないが、前よりも楽しそうだし機嫌もいい。

多分、奏汰も…。

──────ライバル多っ!!

「みんなーおはよ」

そして奏汰が来た。

その数分後。

「みんな、おはよう
待った?」