「あっ自己紹介まだだった
俺、涼風 綾人
よろしく」

「私、姫宮 美月です」

「綾人って呼んでいいよ」

「わかった」

「よろしく、美月
タメ口でいいよ!」

「綾人、よろしく」

「うん」

俺は朝、気になっていたことをこの時はすっかり忘れていた。