「OMENS OF LOVEでしたよね。懐かしいなぁ…」
いくら定番の曲とはいえ、そんな自然に即答されたら、疑う余地もない。
「なんか、頭痛くなってきたわ…」
彼のことを、あれほど嫌いだった男子だとは気付きもせず、素敵な人…などと、ときめいてしまったことに混乱するばかりだ。
「いやーまさかまた先輩に会えるなんて、嬉しすぎて。夢みたいです!」
あの頃のお調子者ぶりが見え隠れし、やはりこの彼は森川なのだと改めて思い知らされた。
本当に、お調子者にも程がある。
ただ冷たい先輩でしかなかった私との再会が嬉しいだなんて、あり得ないだろう。
読書会が始まり、自己紹介の時に、
「実は、普段はそんなに読書しないんです。新しい趣味を開拓したくて参加しました」
そう言った森川。
本を読まないのに、この読書会を見つけて参加するなんて、私にはその気持ちがサッパリわからない。
いくら定番の曲とはいえ、そんな自然に即答されたら、疑う余地もない。
「なんか、頭痛くなってきたわ…」
彼のことを、あれほど嫌いだった男子だとは気付きもせず、素敵な人…などと、ときめいてしまったことに混乱するばかりだ。
「いやーまさかまた先輩に会えるなんて、嬉しすぎて。夢みたいです!」
あの頃のお調子者ぶりが見え隠れし、やはりこの彼は森川なのだと改めて思い知らされた。
本当に、お調子者にも程がある。
ただ冷たい先輩でしかなかった私との再会が嬉しいだなんて、あり得ないだろう。
読書会が始まり、自己紹介の時に、
「実は、普段はそんなに読書しないんです。新しい趣味を開拓したくて参加しました」
そう言った森川。
本を読まないのに、この読書会を見つけて参加するなんて、私にはその気持ちがサッパリわからない。